福祉車輌関連部品
福祉車輌に使用する部品を委託製造しています。主にお年寄りやお身体の不自由な方の移動などをサポートするための製品となります。
乗降時や車内での移動時のサポート用手すりや、車いす昇降用リフトの部品、車内の突起や可動部からお客様を守るガードやカバーなど、様々なニーズに合わせて細やかな対応を行い、安全な製品の供給に努めています。
折りたたんだ車いすを乗せて固定するための、車載の収納装置です。パイプ7部品と鋼板11部品を、パイプベンダー・プレス・レーザー加工機などを使い社内工程で製造。自社製の治具を使いアーク溶接で組付け、塗装手配の後、自社工程でベルトや滑り止めのゴムなど艤装品10部品を組付け、出荷しています。
はね上げ式のシートを固定するためのホルダーです。生産数が少ないため、複雑な形状の板金部品構成品16点も専用型は設定せず、レーザー加工や汎用ブレーキなどを駆使して生産しています。複雑な組付け形状ですが、社内でサブAssy治具と最終の組付け治具を作製して生産対応しています。
輸出特装車輌関連部品
輸出用の特装車輌カスタマイズのための部品です。特装車輌には様々な種類があり、発注する国や地域により、その目的や用途も多岐にわたります。そのため輸出先により仕様が異なることから、大変多くの品目があります。弊社では豊富な実績とそこで培ったノウハウを活かし、それぞれの要望に沿った製品をタイムリーに提供しています。
部分的に簡易金型を使い、極力低コストに抑えたパーツを組み合わせて外枠を作っています。金網はガイドを使用しカット・成形を行い、アーク溶接にて外枠に溶接されています。当然表側に歪みや溶接跡が出ますが、外観レベルと仕上げ方法の検討を入念に行い、形状確認用の治具と厳しい外観チェックを行なうことで、要求品質を満たした製品を維持しています。
ピックアップの荷台に取付ける、6人掛けのシートフレームです。強度と精度を出すために、組付ける順番や治具の仕様を検討し生産対応しました。後工程での組付けに支障がないことや生産工数の低減について留意することを心掛けています。また受注が1年にあるかないかという製品のため、都度生産に必要な構成品を作製しています。
荷台に防水シート(幌:ほろ)を張るための車輌後ろ側のフレームです。構成品11部品をサブAssy治具3台、総Assy治具1台で組付けます。パイプ1点を除き社内で構成品を生産し、組付け治具も自社製です。スポット溶接128箇所、アーク溶接6箇所。全数検査で溶接忘れを確認するとともに、ねじれや組付け位置ずれなどを、自社製の検査治具で検査しています。
送迎用特殊車輌関連部品
マイクロバス、と言っても通常の仕様ではない幼稚園送迎バスや、地域の自治体などで使用される送迎車などの部品をを製造しています。
大物の組付け部品や長尺の部品にも生産対応してます。
園児のお子さんたちが安心して使えるように、溶接時のバリやスパッタには特に気を付けて生産しています。また、特殊な色のため、後工程のメーカーとのすり合わせを行いながら、外観品質の確保に努めています。
かさ立ての受けの部分になります。極少量生産品です。汎用機での大きなR曲げは断面出しが難しいですが、板金技能を使い取付け面をフラットにすることや防水漏れがないよう心掛けて生産しています。
救急車等の関連部品
救急車やパトカーなどの特殊な車輌に使用する内装部品も委託生産しています。これらの製品は寸法精度に加え、外観の品質管理にも気を使う必要があります。弊社ではお客様のご要望を基に、品質基準や検査項目を明確にし、安定した品質の製品を出荷するよう心掛けています。